パススルー型サブリースのうまい利用方法

パススルー型サブリースとは、不動産会社(管理会社等)が賃貸物件を借り上げ(マスターリース)、第三者へ転貸(サブリース)し、入居テナントから「回収した賃料に応じて」(*1) ビルオーナー様へ賃料を支払うスキームです。

従来型のサブリースは、毎月一定の賃料収入が確保できますが、相場より借り上げ賃料が低く設定されてしまいます。(*2) パススルー型サブリースは従来型の逆で、空室時や家賃滞納時には保証されないものの、回収した賃料に応じてとなりますので、借り上げ賃料は従来型のサブリースよりは高く設定され、借り上げ賃料と転貸賃料の差は概ね5%~10%が一般的です。管理会社へ家賃回収を含めた一般的なテナント管理を依頼した場合の費用と同程度となります。

そんなパススルー型サブリースの上手な利用方法をご紹介していきたいと思います。

テナントの募集、賃料の回収、トラブルの解決から、退去時の精算、原状回復など、ビルオーナー様を悩ます日々の煩わしいビル賃貸経営に関する業務を全て任せる事が出来ます。契約内容次第では、ビルの清掃や設備管理等のビルメンテナンス業務も含めて依頼する事が可能です。ここまでのサービスは、一般的なテナント管理業務やビル管理業務でも可能ですが、マスターリース契約・サブリース契約の関係からビルオーナー様は、テナント及び物件と直接関わる必要が無い為、一切の手間を省く事が出来ご自身の時間を有意義に使うことが出来ます。

特にこのパススルー型サブリースを利用される事をお勧めさせて頂きたい方は、物件を複数人でご所有されている方です。遠方に暮らすご兄弟や、場合によっては血縁者でない他人と物件を共有している場合もあるかと思いますが、賃貸借契約書を始めとする賃借人と取り交わす様々な書類にその各人が署名・捺印をするのも手間になりますし、時間もかかります。また、何かしらの取り決めをする際に意見が分かれてしまう事もあります。その様な際に、マスターリースにてビルオーナー様からみた賃借人が1社であれば、テナント(サブリースにおける賃借人)との手続きは全て一任する事が出来ます。仮に関係性のあまり良くない他の物件共有者とも連絡をとったり、顔を合わせることなくビル賃貸経営をすることができます。当然、入居テナントの選定など重要な決定事項に関しては、マスターリース契約の内容によりどこまでを一任し、どこからはビル所有者への確認が必要か決める事が出来ますので、何でもかんでも勝手に決められてしまう訳ではありません。

昨今、相続が増え一つの不動産を共同所有する物件も増えており、このようなサービスの需要は高まっていくと考えられます。

 

パススルー型サブリースを提供している不動産会社
ビル管理の事なら総合施設管理

 

(*1)総合施設管理が提供するパススルー型サブリース契約の場合は、転貸借契約において純粋に受領する事が出来た賃料等に応じて賃料をお支払させて頂きます。空室や滞納があって受領出来なかった場合は、お支払を致しておりません。詳しくはこちらをご参照ください。

(*2)参照:「サブリースってどうなの」

By | 2017年1月12日

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