電気容量について

低圧電力と高圧電力の違い

電気は、電力会社の変電所を通じ、電圧を下げながら供給されており、大きく「低圧電力」と「高圧電力」に分けられます。

  • 「低圧電力」とは、電柱に設置されている柱上変圧器(トランス)で100ボルトと200ボルトに変圧されて供給されている電力のことを指します。
  • 「高圧電力」とは、柱上変圧器の一つ手前の6600ボルトの状態でキュービクル式高圧受電設備へ供給され、キュービクル内で100ボルトや200ボルトに変圧されて各区画に供給されている電力のことを指します。

 

建物引込み電力が「低圧電力」か「高圧電力」かの見分け方

建物に引込みされている電力が「低圧電力」か「高圧電力」かの簡易的な見分け方としては、電力会社からの請求書を確認する方法と、建物(敷地)内にキュービクルの有無で確認する方法があります。

  • 電力会社からの請求書で確認をする場合は、請求書内の契約種別欄をご覧頂き、高圧という記載があれば高圧電力で契約しており、高圧電力で引込みされていることとなります。高圧という記載がなければ、低圧電力で引込みされていることとなります。請求書をオーナーからお預かりする必要があり、請求書を手元に保管していない可能性もあります。
  • キュービクルの有無で確認する場合は、建物(敷地)内にキュービクルが有るか無いかを確認し、キュービクルが有れば高圧電力で引込みされていることとなり、キュービクルが無ければ低圧電力で引込みされていることとなります。

 

区画毎の電気容量の確認方法

各区画の電気容量の簡易的な確認方法としては、区画のブレーカーを確認する方法があります。なお、ブレーカーを確認する場合は、電灯と動力の2種類の配線方式があることに注意が必要です。ブレーカーに接続されている電気メーターに【単3】の表記があれば「電灯」、【三3】の表記があれば「動力」を指しています。その他にも「低圧電力の場合」「電力会社からの請求書を確認する方法」もあります。

  • 区画のブレーカーを確認する方法:ブレーカーにはアンペア数が表示されています。このアンペア数が、当該区画の現在使用可能な電気容量となります。表示のアンペア数を超えて電気を使用すると、ブレーカーが落ち、電気の供給がストップされます。なお、高圧電力の場合、キュービクル内に変圧器があり、各区画やフロア毎に電気を分配しています。その変圧器に表示されているアンペア数から、各区画やフロア毎の電気容量を確認することも可能です。

  • 電力会社からの請求書で確認をする方法:低圧電力の場合、毎月電力会社から送られてくる請求書内の契約欄をご覧頂くと、契約アンペア数が記載されています。このアンペア数が、当該区画で現在使用可能な電気容量となります。

 

電気容量を増やす方法

①低圧電力でテナントと電力会社の直接契約の場合

⇒契約している電力会社に、希望の容量まで引き上げることが可能か問合せをします。

※お客様番号が分かるとスムーズに問合せができるので、オーナーに確認をします。お客様番号が分からない場合は、物件所在地や区画を伝えることで確認できます。

②低圧電力でオーナーと電力会社が建物全体で一括契約の場合

⇒オーナーにて、契約している電力会社にテナント希望の容量まで引き上げることが可能か問合せをします。引込みの幹線の太さで最大の電気容量に制限がされるため、希望の電気容量によっては、幹線の交換をする必要がある場合もあります。

③高圧電力の場合

⇒キュービクルにも受電容量があり、区画が複数ある場合、受電容量を超えて各区画に配電することはできません。キュービクルの受電容量は、キュービクルの点検報告書をご覧頂くと確認することができます。また、キュービクルの中にも区画やフロア毎にブレーカーが設けられているため、ブレーカーに表示されているアンペア数をご覧頂くことで、その電気容量を確認することができます。しかし、これらは簡易的な確認方法となりますので、最終的な判断はオーナーがキュービクルの点検を依頼している電気主任技術者に、希望の電気容量が既存キュービクルの電気容量で賄える容量であるかを問合せして頂くことをおすすめします。

なお、希望の電気容量が既存キュービクルの電気容量を超えてしまう場合、キュービクルをより大型のものに変更する必要があり、それには莫大な費用が掛かりますので、変更するかしないかを慎重に検討する必要があります。また、電線からキュービクルに配線されている幹線や、キュービクルから各区画に配線されている幹線の太さで最大の電気容量に制限がされるため、希望の電気容量を引込むにはこの幹線を交換する必要がある場合もあります。

 

 

無料でお見積りも致します!

ビル管理の事なら総合施設管理

 

■参照:電気料金の基本

■参照:スマートメーターとは?

 

 

By | 2018年3月29日