「これな~に?」~EV充電器~

このページでは、ビルにおけるよく見かけるさまざまな設備に関して「これはいったい何だろう?」という疑問に対して役割を写真でご紹介していきます。

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EV充電器(いーぶい じゅうでんき)

その名の通り、電気自動車(EV:Electric Vehicle)を充電する機器です。
2023年1~9月におけるBEV*+PHEV*の新車販売台数は108,488台で、全新車販売台数の3.6%を占めています。
近年普及が進んでいるEVはガソリン車と違い、専用の充電器から電力をバッテリーに充電する必要があります。
EVの普及には充電器(インフラ)が欠かせないため、駐車場に充電器を設置する店舗や商業施設、ビルが増えてきています。
店舗や商業施設の駐車場には普通充電器が設置されていることが多いです。

* BEV:外部充電された電気のみで走る自動車:Battery Electric Vehicle
* PHEV:バッテリーに外部充電が可能で内燃機関も備えた車:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)

充電コネクタ(じゅうでんこねくた)

この充電コネクタをEVの充電口に差し込んで充電をします。
充電器には急速と普通の2種類があり、規格が違うため急速と普通は充電口の形状が異なります。
さらに急速と普通それぞれの中でも規格が複数あり、国や車種によって充電口の形状が異なります。
日本の場合、急速充電は「CHAdeMO(チャデモ)」、普通充電は「J1772(Type1)」という規格が採用されていて、上記の他に、テスラ社が開発した「NACS」という規格があり、日本国内の充電器のほとんどがこの3種類のいずれかです。

※写真1枚目は普通充電「J1772(Type1)」規格
※写真2枚目は日産 リーフの充電口

 

充電コントローラー(じゅうでんこんとろーらー)

ここに充電用のカードをかざして充電し、料金を支払います。
単価は違いますが、ほとんどの施設では充電に料金がかかります。
また、充電器のメーカー・設置した事業者・設置されている施設によって

  • 専用のカードを利用して支払いを行う
  • 専用アプリからQRコードを読み込んで支払いを行う

など、複数の支払い方法があります。
電気代は施設の負担となります。一方、充電器の設置事業者との契約内容によっては、電気代相当額が事業者から支払われるタイプ、売上が一定の割合で還元されるタイプなど様々あります。

By | 2023年11月28日

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